旅先で会った良い音楽、今回は Beirut というアーティストをご紹介。

海外の宿に泊まっている時感じたことは、流れてるテレビ番組が結構ケーブルテレビ系ばかりだということ。
日本ほど「民放」って感じのチャンネルは多くないようだ。
で、流れてる番組がMTV的な音楽番組だった場合、かなりの確率で同じ曲を繰り返し耳にすることになる。

そんなパターンで耳にこびりついてしまった曲の一つに、Vance Joy というアーティストの「Riptide」という曲があった。
ウクレレのような音に合わせて少しナヨっとした歌声が印象的な曲。

後日、私はYouTubeで検索してみた。
ただ、検索する時はうろ覚えだったので、確か「The Rip Tide」だったなと思って検索してみたら、最初に出てきたのは Vance Joy の「Riptide」ではなく、Beirut の「The Rip tide」だった。
「あれ?こんなアーティスト名だったっけ?」と訝しがりながら一応再生してみた。そしたら案の定全く聞いたことのない曲が流れてきて、やっぱ違ったと思いすぐ前の画面に戻ろうと思ったその時、私は叙情的なイントロに思わず手を止めた。
そのまま聞き続けているうちに、私は Beirut の美しいメロディーにすっかり打ちのめされ、心の中で「こういう音楽が聴きたかったー!」と叫んだのです。
という訳で、結局 Vance Joy の曲よりも Beirut の曲を気に入ってしまった。

さらに後日ネットで調べて衝撃的だったのが、Beirut はアメリカのバンドだったということ。
曲調はどれもいわゆるワールドミュージックにカテゴライズされるような、異国情緒漂う曲ばかりなので、私は勝手にどっか地中海周辺の国出身のバンドだろうと思い込んでいた。
だって曲名も「Nantes」だったり「Santa Fe」だったり「Postcards From Italy」だったり「Gibraltar」だったりと、世界のどこかの地名を使った曲が多いんだもの。
それが、それが、まさかこの繊細な美しいメロディーを、アメリカ以外の国にあんまり関心が無いお国柄のアメリカ人が作っていたとは・・・!(そういう偏見はちょっとアメリカ人に失礼か・・・。)

軽く Beirut に関して説明しておくと、中心人物はザカリー・フランシス・コンドン。2006年頃から本格的に活動をしているよう。
メンバーは、ある程度固定されてるみたいだけど、しっかり常にこの固定メンバーでだけっていうような感じではないらしい。

まぁ、騙されたと思ってぜひ一度聴いてみていただきたい。
激しい曲調の気分じゃない、でもラブソングとかでもない、邦楽でも洋楽でもない異国情緒がある雰囲気のが聴きたいという気分の時にはピッタリ。
「Elephant Gun」とかもすごいいい。最近のお気に入りは「Gibraltar」。自分も少しジャンベ叩くから、ジャンベのリズムが心地いい。

しかしテレビ番組や音楽雑誌じゃなく、ユーチューブを始めとしたインターネット上で新しい音楽情報を得ることが多くなった。
大手メディアを通した情報だと、情報の裏に「これを売り出そう」ってレコード会社や企業の意図が隠れてる場合があるからなぁ。
ネットにも余計な宣伝を含む情報があふれかえってるけど。
旅先で会った良い音楽、Beirut でした。

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