世界三大仏教遺跡の一つである、インドネシアのボロブドゥール遺跡。
今回と次回はその壁に刻まれたレリーフを中心にご紹介していきます。
世界三大仏教遺跡の一つ、インドネシアのボロブドゥール①
世界三大仏教遺跡の一つ、インドネシアのボロブドゥール②
世界三大仏教遺跡の一つ、インドネシアのボロブドゥール③
世界三大仏教遺跡の一つ、インドネシアのボロブドゥール⑤

ボロブドゥールは5階層からなっており、階層を階段で上がっていく訳ですが、その層の壁面には釈迦の生誕から説法をしていく様子などがレリーフで描かれている。
このレリーフがまた実に素晴らしい。補修工事の結果ちょっとアレなことになってはいますが、今回は素晴らしいレリーフの数々をご覧いただけたらと思います。
あ、このレリーフはどういう意味があってとか何を表して・・・とかは一切わかりませんので説明できません。ただの素人の私が見た目のみで「すごーい」って言ってるだけです。

例えば回廊はこんな感じです。

壁にはびっしりと細かくレリーフと装飾が施されています。
一番下の階層は一辺が100mを超えるほどなので、このレリーフをじっくり観察しながら全部の階層を見てまわるってだけでとっても時間がかかる。
まぁ仏教に興味関心がないインドネシア人達だったら素通りして上まで行って景色眺めて終わり、でしょうねぇ・・・。
けど日本人なら、「あ、これはブッダが初めて菩提樹の下で鹿に説法をしたところだな」とか多少は推測できるので見てて面白いのではないかと。

ほら、壁面の表だけでなく、塀の裏側までびっしりとレリーフが・・・。ヤバいでしょ。

ぎゃーどこ見てもレリーフがー!もーやめてーっ!情報量が多すぎるーっ!

カンボジアのアンコールワット周辺の仏教遺跡もそうですけど、時々こうやって顔をカッと削られたのがあります。誰がやったかはわかりません。しかし罰当たりな事しますね。
でも他の宗教を信仰する人がやったとしても、やるんなら顔だけじゃなくもっとあたりかまわず思いっきり破壊した方が早いよなぁ。なんだろう、顔だけ削り取って売ったりするんだろうか。

少しざーっと見ていきましょうか。
頭にヘビが乗ったブッダ(?)とヒゲはやしたおっさん二人。

鳥の下半身を持つ人外の者。

カラス天狗のような人外の者。

お供え物を差し出すサルと受け取るサル。

なぜか亀やお魚さんがいっぱい。

サメのような怪物に襲われる船。必死に柱やロープにしがみつく人々や船から落ちかけてる人と助けようとしてる人、航海の大変さがよく描かれています。昔の航海は命懸けだったんだろうなぁ・・・。
しかし仏教発祥に所縁のある地、つまり今で言うインド北部やネパール南部にはもちろん海はありませんので、もしかしたらこの辺は仏教には特に関係ない、インドネシアの人々の生活・・・?

個人的には、こういった人外の者や動物が登場するレリーフが好きです。
とりあえず今回はこの辺で。次回はボロブドゥール遺跡の最終回です。



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