日時     2011/2/16 A.M9:15
場所     インド プリー
F値     5.6
露出時間  1/8

インド東部に位置するオリッサ州。そのオリッサ州のベンガル湾沖に、プリーという漁村がある。
早朝に海辺へ出ると地元の漁師達が戻ってきて水揚げする様子などを見る事ができて楽しい。
どの船も小型で人と網しか乗っていないので、おそらくは投網をして漁をしているのだろう。
水揚げされた魚を運ぶのは女性陣の仕事のようで、タライにどさっと盛って、頭に乗っけて運んでいく。
日本で獲れるような冷たい海流にいる魚とは違って、比較的温暖な海流にいる魚だからなのか、水揚げされた魚は正直あんまり美味しそうではない。
しかも冷蔵保存という概念は無いのか、蒸し暑い道端で女性たちがカゴの上に魚を積み上げたまま座って売っている。
そんなん食べてお腹壊さないの?インド人・・・。

朝、いつものように漁の様子を見に海辺へ来たら、男の子がズボンを脱いで下半身裸でとことこと波打ち際まで歩いてきた。
そしてそのまましゃがみこんだ。・・・ウンコだ!

インドでは野グソは当たり前の行為なのだ。チビッコのうちは特に。
ある時はインドの田舎の地域を歩いていた時、3~4歳ぐらいの女の子がドブ川にウンコしながら「ハロー」って挨拶してきた。
君いまウンコ中なのに見知らぬ外国人に声かけるなんて余裕だね、と心の中でツッコミながらハローって手を振ってあげた。

これは有名な話であるが、インド人はあまりトイレットペーパーを使わない。水と左手でお尻を洗うのだ。
トイレには蛇口と桶があって、桶に溜めた水を右手でお尻にかけ流しながら左手でお尻を洗う。お尻は拭かずにそのままパンツを履く。(湿度が低い為、割とすぐ乾くから、濡れたままパンツを履いてもあんまり気にならない)
なので左手は不浄の手と呼ばれていて、左手ではご飯を食べないし、左手で子供の頭をなでたりしない。
日本人にとってはそれが「汚い」とか「気持ち悪い」とか感じるかもしれないが、インドではそれが当たり前の日常風景なのだ。国によって価値観なんて違って当然なので、そういうものと納得するしかない。
これは別にインドだけではなく、東南アジアの国々では同じようにトイレットペーパーを使わず水で流す事が多い。
郷に入っては郷に従え。
自分も東南アジアを旅してる時は紙を使わず水で洗うようになった。もちろん手は必ず石鹸で洗って。
時々ジェットノズルがついた便器があるんだけど、トイレ入ってそれがあるとテンション上がる。
ジェットノズルから出る水の勢いが強いので、それでお尻を洗うとなかなかに心地いいのだ。
また、下痢になった時などは、紙使ってなくてほんっとに良かった~と思う。
一日に20回も30回もトイレに駆け込む度にトイレットペーパーで拭いてたらそのうち痛くて拭いていられないだろうから。

なんかすいません。すっかり汚い話ばかりになってしまって・・・。
でもこういうトイレ関係の事情って見知らぬ海外を旅する上では避けては通れない事なので、目をそむけたままではいられないもんね。
また機会があれば他の国のトイレ事情でも。中国とかマジでウンコ関係のネタの宝庫だからな。
しかし、一度東南アジアの国々で色んなトイレを経験した後だと、日本のトイレってほんと頭おかしいぐらいにレベル高くてビビる。なに近未来に来ちゃったの?って思う。


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