旅先で出会った良い音楽、今回はSiaを。

これまで国内外織り交ぜていくつかのアーティストをこの<旅先で会った良い音楽>というカテゴリーの中で記事にしてきたけど、それらのほとんどはあまり有名ではないアーティストが多かった。
けれど、今回のアーティストはかなり有名。なのであんまり私が記事であれこれ書くのもどうかと思うのだけれど、好きなものは好きなのだ。語りたいものは語りたいのだ。

そのアーティストとは、オーストラリア出身のシンガーソングライターであるSia(シーア)。
SiaはDavid Guettaの「Titanium」という曲でボーカルとしてフィーチャーされてて印象に残っていたので知ってはいたけど、ちゃんとSiaの曲を聴いたことはなかった。
海外の安宿でテレビを見ながらぐずぐずしてる時に流れていたミュージックチャンネルでSiaの「Chandelier」という曲がよく流れていて、見かける度に映像に釘付けになったものだ。
曲自体も素晴らしいが、何よりミュージックビデオがインパクト大で心奪われる。
もし見た事ないのであればまずご覧ください。

このミュージックビデオはMaddie Zieglerという女の子が踊るというもの。彼女は当時まだ11歳だったらしい。
その踊りは無邪気かつ天衣無縫で、痛々しくかつ愛らしい。11歳にして表現力がハンパじゃない。天才か。
子供っぽい動きをしたかと思うと突然大人顔負けのスピンと宙返り。
見てると胸の奥がズキズキしてしまう。誤解を恐れずに言うなら(つまりロリコンだと勘違いしないでいただきたいのだが)、きっと思春期前の少女だけが持つ「何か」がそう感じさせるのだろう。
映画「レオン」の時のナタリー・ポートマンが演じたマチルダを思い出す。純粋さと無邪気さと危うさと美しさが混在する感じ。

この「Chandelier」のミュージックビデオは、2014年のグラミー賞で最優秀レコード賞を含め4部門にノミネートされ、最優秀振付賞を受賞した。
YouTubeでも再生回数はもう桁が多すぎてもうちょっとよくわかんねぇ。

「Chandelier」の後、「Big Girls Cry」、「Elastic Heart」、「The Greatest」など、SiaのミュージックビデオにはMaddie Zieglerが出演している。
特に「Elastic Heart」ではShia LaBeoufという俳優と共演しているんだけど、「え、コレ・・・大丈夫なのか?」と不安になってしまうほどにエロい。
大きな鳥かごの中で、肌色のパンツ一丁のヒゲ面の男性と肌色のレオタードを着た12歳の少女が、最初は威嚇し合うものの段々と互いを理解していき、最終的にはじゃれ合い始め・・・という内容。
二人とも素っ裸に見えるような衣装といい、内容といい、ロリには厳しいはずなのに、あれは問題ないのか?それとも、そういう目で見る俺が悪いのか?

Siaは音楽活動をしている途中で歌手としてのキャリアをやめて楽曲提供をメインに活動しようとしていたが、彼女の才能を世間は放っておかなかったのだろう、結局は歌手としてその歌声が世界中に広まることになった。
有名になって顔が知れ渡って日常生活に支障が出てしまうのがイヤでメディアに顔は隠したままで活動しているのも彼女らしい。
Siaの歌声は琴線に触れる。「Alive」の歌声もヤバい。

まぁとりあえず「Chandelier」のミュージックビデオだけは一度見てもらえれば。
旅先で会った良い音楽、Siaでした。

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