今夜はインド南部、タミル・ナードゥ州にあるマハーバリプラムで散歩してみましょう。

マハーバリプラムは、南インドの都市チェンナイから南にバスで2時間前後行ったところにあります。
時々、世界の不思議なモノや建物を紹介する本などでこのクリシュナのバターボールは紹介されてます。
理由は2つ。
1.大きな球の形をした岩が、まるでナイフで半分にスッパリと切られてたような形をしている。
2.その球状の大きな岩が坂の途中の不安定なところで転がらずにとどまっている。
この2点です。ほんとうは杭か何かで打ち込んであるんじゃあないのー?と疑ってしまいたくなるほどです。
それでは実際にどんなモノなのか見てみましょう。

こんな感じ!

確かに坂の途中にとどまってますけど、これではナイフで切られたような形がわかりませんね。
では次です。

こんな感じ!

そうですか、これでもまだわかりづらいですか。でもこれはこれで不思議ですね。こんな大きな岩なのに転がっていかないなんて。つーか、インド人こんな岩の下で昼寝ですか。

はい出た!クリシュナのバターボール!

いかがでしょうか。なかなかすごくないですか、この岩。もしこれが本当に自然にできたしたらかなり不思議不思議です。


オレンジ色のサリーを着たインド人女性が岩を押してますね。そりゃあこんな岩があれば試しに押したくなるのが人情というもの。さらにその下では別のインド人男性が昼寝してます。インド人はすーぐ日陰で寝るなぁ。働け。
しっかしこの岩、どうやってできたのでしょうか。人力では難しいだろうし、労力をかけてやる必要性がない。例えばどっか高いところから落ちて半分に割れた?でもそれではこの坂にとどまってる説明がつかない。・・・という訳で不思議な岩なのです。

ちなみに、ミャンマーにもゴールデンロックと呼ばれる不思議な岩があるんです。
疑いの目で見てはいけませんよ、ミャンマーのゴールデンロック①




ここは結構広い公園になっていて、巨石にレリーフが刻まれているのがいくつかあって、まぁ遺跡みたいな感じになってるのですけど、かなりフランクに近所の公園感覚でインド人の人達は家族連れなんかで遊びにきてます。

それだけではありません。この岩の足元は大きな一枚岩の坂であり、そこに下までちょうどお尻一つ分のくぼみができていて、子供たちは天然の滑り台として遊んでます。

これ、人工的に掘った感じはしない・・・。でもちょっとやそっとじゃこんな滑りやすく痕などきっと残らない。おそらく、何千何万というインド人の子供たちがここを滑って現在のようなお尻で滑ったくぼみができたんでしょうねぇ。

最後に、断面図のアップを。

真っ平とは言えませんが、かなりスパッといってますねこれは。

この公園はバターボールだけでなく、他にも色々巨石がゴロゴロしていて、そこに遊歩道が作られているので散策できます。こんな風に。

もしここを訪れる事あらば、底が減ったビーサンやクロックスで行くのはやめましょう。水に濡れた岩ってほんっとうに滑りやすいんです。もしこんな大きな岩の上で滑ったら危険です。

野良ヤギなんかもブラブラしてます。そして、カラスがその背中に我が物顔で休んでおりました。ヤギは何にもイヤとか感じないのでしょうか。それともむしろうれしいのでしょうか。目が死んでるのでどう感じてるのか全く読めません。

ここマハーバリプラムには、クリシュナのバターボールだけでなく、世界遺産にも登録された遺跡があるのです。
徒歩でまわれる距離にいくつか遺跡が点在していて、タクシーとか拾わなくて済むのが非常に貧乏バックパッカーにはありがたいところ。
次回はその辺を巡ります。お楽しみに。

にほんブログ村 旅行ブログ 旅日記・旅の思い出へ

転がらない不思議な岩、クリシュナのバターボール②
転がらない不思議な岩、クリシュナのバターボール③
転がらない不思議な岩、クリシュナのバターボール④
疑いの目で見てはいけませんよ、ミャンマーのゴールデンロック①
疑いの目で見てはいけませんよ、ミャンマーのゴールデンロック②
旅の一コマ <初めてのインド①>
小さな漁村プリーと太陽の神殿コナーラクのスーリヤ寺院①
混沌の一切が流れていく街 バラナシその1<クミコゲストハウス>
トップページへ

こちらもどうぞ

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です