チベット仏教を象徴するものといえばいくつかありますが、最も象徴的なものはマニ車。そしてタルチョ。
中国は雲南省の香格里拉にだってチベット文化が残っているのでマニ車やタルチョが見られます。
失われた理想郷、中国の香格里拉①
失われた理想郷、中国の香格里拉②

街の中心に位置する亀山公園。そこに巨大な金色のマニ車がそびえたっています。

ここまで大きなマニ車は見たことがありません。しかも金色・・・。さすがに若干「狙ってます感」を感じてしまいますが・・・、まぁ良しとしよう。

マニ車は表面にマントラが刻まれているのが普通なのになぜかこれには妙にご機嫌な神様達がいらっしゃいますが・・・、まぁ良しとしよう。



マニ車の内側には経文が収められていて、マニ車を一回まわす毎に一回お経を唱えたのと同じだけの功徳が得られると言われています。
つまりマニ車とは回さないと意味がない。
この悪趣味なマニ車はご丁寧なことに取っ手がついていて、みんなで力を合わせて回すことができます。

こんな感じで。
もちろん私も参加しました。一人で回そうとしても、とてもじゃないけど重くてぴくりともしません。ある程度の人数が集まらないと回せません。
観光気分の漢民族の中国人に混ざってチベット系民族のおばあさんが真剣に回しています。

亀山公園のお寺の周りにはタルチョがかかっています。
タルチョは色のついた薄い布がヒモで連なった旗のこと。色は5色あって、青・白・赤・緑・黄の順番に決まっており、それぞれ天・風・火・水・地の5つを表しています。

経文が書かれているタルチョはは風になびく度にお経を唱えたことになるらしい。
マニ車といいタルチョといい、なにかとお経を唱える代わりのものが存在しますが、別にチベット仏教の人達は楽したがりな人ばかりだと思ってはいけません。
むしろ、敬虔な人は五体投地をして巡礼するぐらいですから、めちゃくちゃチベット仏教を大事にしてます。
おそらくは功徳をつむ為に時間も手間も無駄にしたくないんでしょうね。それほど、チベット仏教と共に生きてる。

2014年に火災の被害にあってからは訪れていないのでいま現在の様子が気になるところ。
歴史ある建物や石畳は火災によって失われてしまっているのでしょうか。
誰か見に行って様子を私に教えてくれません?

おまけ。
もうどこだったか忘れましたが、香格里拉からまた麗江に戻った後、確か私はラオスに陸路で抜けました。その道中で寄った街だと思いますが、いかにも中国って感じだったので写真を何枚か撮りました。

うん、なんかみんな楽しそうでいいと思うよ。世の中には知らない方がいいことってたっくさんあるよね。



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