世界三大仏教遺跡の一つ、インドネシアのボロブドゥール遺跡。
今回は、そのボロブドゥール遺跡と共に1991年にユネスコの世界遺産に登録された二つの寺院を見てみたいと思います。
世界三大仏教遺跡の一つ、インドネシアのボロブドゥール①
世界三大仏教遺跡の一つ、インドネシアのボロブドゥール③
世界三大仏教遺跡の一つ、インドネシアのボロブドゥール④
世界三大仏教遺跡の一つ、インドネシアのボロブドゥール⑤

その二つとは、ボロブドゥールから東へ3kmの場所に位置するムンドゥッ寺院と、東へ1.8kmの場所に位置するパオン寺院です。
ボロブドゥールとこの二つの寺院は一直線上に建設されており、どうやら関係性があるようなので同時に「ボロブドゥール寺院遺跡群」として世界遺産に登録されました。
ボロブドゥール周辺に宿をとれば両方とも徒歩で散策できる距離にあります。

まずはムンドゥッ寺院から見ていきましょう。
説明書きの看板です。ボロブドゥールと同じように、このムンドッ寺院も長いこと茂みの中に隠れた廃墟となっており、発見された後修復工事が行われたことが書かれています。
でも天井の一部はオリジナルの石が紛失しているために未だに未完成なんですって。

これがムンドゥッ寺院の本堂。かなり小ぢんまりとしてます。
見た目の雰囲気は、カンボジアのアンコールワット周辺の小さな寺院に少し似ている気がするな。

中に入ってみました。印を結んだ仏像が祀られています。両側には別の仏像があります。

外壁にはレリーフが施されています。この辺もアンコールワット周辺の寺院と共通する点です。

なかなか面白いレリーフです。口を大きく開けた竜かワニみたいな動物の口の中に狛犬のような動物が。
そしてその下で支える人間。一体何を表しているんでしょうね。

実はこの寺院は無駄に広い。ボロブドゥールもそうですけど、修復工事の為に石にナンバリングをして分解し、組み立てなおしているようで、その時に合わないパーツが出てしまったのか、最初っから崩れてどこの部分かわからなかったのか、今でも余った石たちが隅に置かれています。

角にはかなり立派なガジュマルが。一番好きな木だぜガジュマル。めちゃカッコイイ。

ここを観光する人はあんまりいません。現在のインドネシアに仏教徒はわずかですから。その代わりカモが観光にきてました。



さて、ムンドゥッ寺院を出て少し歩いてパオン寺院へ。

パオン寺院だけに、ほら、パオーンて。

二宮金次郎的なポーズで翼の生えた石像が。って、うーん・・・何か違う気がする。

あー、あるある、悪趣味な不動産屋とか成り上がりの中国人の居間にこんなのが。って、うーん・・・何か違う気がする。

あるよね、寺院なら鐘だってあるよね、こんな真新しい鐘が。って、うーん・・・何か違う気がする。

そうなんです。このパオン寺院は近年になって建てられましたって感じで歴史を感じない。正直あんまり歴史的価値はないなと思いました。
ムンドゥッ寺院はなかなか良かったのに・・・。
なんじゃこりゃ!

次回は、ちゃんとボロブドゥール遺跡の中に足を踏み入れます。またよければ・・・。
あ、今回もボロブドゥールの写真1枚置いときますね。




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