出ました、ケシの花と実の写真(をカメラで撮った写真)。
今回も前回に引き続き、タイ・ラオス・ミャンマーの3ヶ国がメコン川を境に接する場所、ゴールデントライアングルから。
ゴールデントライアングルとオピウム博物館①
そのタイ側にあるオピウム博物館をちょっとご紹介。
ここの館内は写真オッケーだったので色々撮りました。

これは写真にも説明が映り込んでますが、中に種が入ってるケシの実をナイフでさいて乾燥させたもの。

いやあ、次がすごいですね、ケシの栽培から収穫から一年の行程を図で事細かに説明してくれてます。
ほんとにここはアヘンの危険性を伝える博物館なのでしょうか・・・。
この労力を真っ当に稲作に使えばよかったのに・・・。でもお金の動き方が全然違うだろうし、一度薬物での快感を知ってしまったら真っ当な生活はできないのかもなぁ。もしかして、これは中国をアヘン漬けにした大英帝国が元凶なのかなぁ・・・。

これ、何かわかります?なんか、豆粒大の金でできた何かが並んでます。拡大鏡で見なきゃいけないほどって事は余程小さいようですね。

これらも上のと同じ役割のようです。材質が悪くなった代わりに大きくなりましたね。さて、これらは何の為の物かわかりました?たぶん次のを見てもらえれば答えがわかると思います。

これは・・・秤ですね。そうです、先ほどの動物の形をしたものは、アヘンなどを取引する際に秤にのっけて使う分銅だったのです。
しっかし、この秤すっご!めちゃくちゃ複雑にからみあってます。



小さいのから大きいのから装飾にこだわったのから、たっくさんあります。この写真にはおさまりきらない程続いてます。まぁ取引するモノがモノだけに褒められた話ではありませんが、こういう職人技的な凝った分銅は見てるだけで面白いです。

秤や分銅が色々こだわって作られているのですから、パイプだってもちろん色んな種類や形があるに決まってますよそりゃ。棚の上部には、横に寝っ転がって実際にパイプで吸ってる民族衣装をまとった女性の写真が。
何やってんすか、ねえさん。

写真は割愛しますが、枕も色々展示してありました。枕って普通は柔らかいのが当たり前で、固い材質の枕なんてだーれも買いませんよね。
ですが、不思議な事に、ここには石だったり木でできた枕ばっかりなのです。説明にはこうありました。
「スモーカーがオピウムを吸う準備して横になったら、15㎝の高さの固くて分厚い枕が頭の下に用意される。枕は通常、固い革や木や石でできている。それらは固いはずなのだが、数回パイプでオピウムを吸った後には、固いようで柔らかく冷たく心地よい。スモーカーはまるで頭を雲の上に休めているように感じるのだ」・・・と・・・。ほんまかいな。

う・・・、これはちょっとカッコイイ。私はタバコすら吸わないので喫煙用のグッズは一切興味ないのですが、これは首から下げるネックレス兼パイプになっていて、ちょっとカッコイイ。
古代文明から出土しそうな土偶のような人型の石がいい感じ。
ていうか、そんないつでもどこでも吸いたいのかね君らは。ほどほどにしとかないと廃人になってしまうよ。

薬物を使用する器具なので、ほんとあんまり褒める訳にもいかないけど、この、パイプや枕や秤や分銅などの器具に施された細部にわたる装飾や情熱はちょっとカッコイイかな。

という訳で、ゴールデントライアングル(タイ側)とオピウム博物館についてご紹介しました。
一昔言われていたような危ない場所って感じはもうしませんでした。まぁもう時代が違いますからねぇ。
もし気が向いたら行ってみてください。金ピカで悪趣味なモニュメント達と、オピウム博物館があなたを待っています。



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