どうもです。こんなマイナーなブログの記事を覗いて頂いてありがとうございます。
私はいまタイにいるわけです。
5年ほど日本でそれなりに働いてて、半年ほど時間が取れたので一人で海外に出てきました。
2ヶ月ほどオーストラリアにいて、いまタイ。
今回は過去訪れた場所をもう一度訪れて、その変化を感じて楽しむ旅。
行った事の無い場所ばかりを訪れるのももちろんいいんだけど、たまにはこういうのも良い。
おそらくバックパッカー達にとって世界で最も有名な安宿街であるカオサンロードは、自分が長期でグダグダ滞在してた時と変わっていた。
カオサンは相変わらず観光客で溢れかえっていたが、もはや安宿街ではなくただの観光地のようになっていた。
バックパックではなくスーツケースを転がしている小綺麗な身なりの観光客や家族連れが多く見られ、国籍も以前よりもっと多彩になっていた。
逆に日本人はあまり見かけなくなった。以前は少しカオサンを歩いたら同じ人と一日に何回も顔を合わしたり、違う国で知り合った旅友達と偶然再会したりしたのに。
なんだろ、みんなどこにいるの?スクンビット?シーロム?あ、わかった、ナナスクエアあたりだな。
最近はカオサンから北に少し歩いて橋を渡った右手の、Soi Samsen2、4あたりに安宿や安い食堂が増え、バックパッカー達もこちらに集まっているようだ。トゥクトゥクやマッサージの客引きもほとんどなくて静かでいい。
自分も今回はSoi Samsen4にある宿に泊まった。
Booking.comで見つけたのだが、朝食付きのドミトリーで1泊107バーツ(380円ぐらい。会員割引適用。)と安かった。
タイバーツと物価が上がっているとは言え、まだ100バーツ前後で泊まれる宿があるんだと驚いた。
しかし昔は散々歩き回って、いちいち宿に部屋を見せてくれと頼んで宿を探してたけど、今はBooking.comを使えば簡単に部屋の様子がわかるし、割引されてる場合もあるし、便利になったもんだ。
私が昔カオサンで泊まっていた安宿は、1泊100バーツで安かったけど本当に最下層の宿で、部屋は掃除されないしベッドは南京虫だらけ、隣は深夜2時まで音楽が大音量で流れるレゲエバーでうるさくて眠れなかった。
宿泊客はほとんど日本人で、バックパッカーというよりは日本ではまともに生活できない落伍者みたいな人達だった。
いつも大麻吸って鼻水垂らしてニヤケ顔で寝転んでるおっさんや、いつも深夜に酔っぱらって帰ってきてウンコもらしたりしたアル中の太ったおっさんなど。
その最下層の宿はもう閉まっていた。まぁ、あんな劣悪な宿は閉まって当然だと思ってたのでむしろ安心した。楽しい思い出ではあるんだけどな。
そんな昔の記憶を思い出しながらカオサン周辺を歩いた。
店番をしてるタイ人達はみんな一様にスマホに夢中で、あまり声をかけてこなくなった。
カオサンから王宮の方に少し歩いたところで毎晩開かれていたガラクタ市はもうやってなかった。本当にガラクタばっかりしか売られてなかったけど、縁日のようで大好きだったのに。
小汚くて見栄えが悪かったから排除されてしまったのだろうか。残念。
当たり前だけど、物事はどんどん移ろいゆくものだな。
でも変わらず、屋台でローカルフードを食べながらビールを飲みつつ、せわしなく人や車が行き交う通りをぼんやりと眺めていると、贅沢で幸せだなと思える。
日本で起こる悲惨な事件のニュースを見ると、自殺したり人を刺したり放火したりするほどストレスで行き詰まる前に、日本を離れて何もかも忘れて海外をぶらついたらいいのにと悲しくなる。
みんな色んな理由で長期間海外を旅するなんてなかなかできないのはわかってるけど、せっかく裕福な日本に生まれて外の世界を見ずに自暴自棄になるなんてもったいない。
ゴールデントライアングルとオピウム博物館①
ゴールデントライアングルとオピウム博物館②
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