あぁ。アルメニアが台湾ぐらいの位置にあったら毎年行くのに・・・。
そう思うほどに好きなのです、アルメニアが。
アルメニアの北にあるジョージア(グルジア)も大好きなんだけど。
アルメニアという国にいた時、私のアルメニアに対する好感度はかなり高くて、いまでも時々また訪れたいなとふと思うのです。
アルメニアは非常に魅力的な国です。その魅力はおいおい紹介していきますが、まずは基本情報から簡単に。
アルメニア(Armenia)はコーカサスという地域にある国で、北にジョージア、東にアゼルバイジャン、南にイラン、西にトルコと四方を囲まれている国です。
首都はエレバンで、通貨単位はドラム。人種は9割以上がアルメニア人で、公用語はアルメニア語。旧ソ連圏だったので、ロシア語も通じます。
1991年にソビエト連邦から独立しました。
その他の情報として、4世紀初頭に古代のアルメニア帝国が世界で初めてキリスト教を国教にしたという事と、第一次世界大戦前後でオスマン帝国(現トルコ)によってアルメニア人虐殺があったと言われてる事を知っておいて損はないかと。
アルメニア人の虐殺に関しては、南京大虐殺と同じく双方の主張に大きな隔たりがあり、その被害人数の多寡と真偽についてはいまなおはっきりと断定はできません。現在はトルコがそんな大規模な虐殺はなかったと言い張っている形です。
その辺は私は詳しい訳ではないので他のサイトや本などを参照いただければ。
ついでに、右となりのアゼルバイジャンとも仲が激ワルです。
物騒な話は置いといて、朗らかにアルメニアの話を続けましょうか。
まずはアルメニアの地理を見てみましょう。
はい、前述の通り、四方をジョージア、アゼルバイジャン、イラン、トルコに囲まれています。
あ、地図でアルメニアとイラン間にあるナヒチェヴァンという地域は、アゼルバイジャンの飛び地です。
アゼルバイジャン本国から切り離されてここのナヒチェヴァン自治共和国として存在しています。
ね?なにやらアルメニアとアゼルバイジャンの間に歴史的な因縁がありそうで、仲が激ワルなのも何となくわかってきますでしょ?
さて、バックパッカーにとってアルメニアはちょっと訪れにくい国です。
その訪れにくい点として、以下が挙げられます。
・英語があまり通じない。
・ビザを取得する必要がある。(アライバルビザでOK)
・四方を4ヶ国に囲まれているものの、陸路はジョージアとイランしか開いていない。
<2018年追記>
→2017年より日本人はビザ不要になりました。やったね!
最後の陸路が4ヶ国のうち2ヶ国しか開いてないというところが最大のポイントです。
トルコともアゼルバイジャンとも仲が悪くて国境が開いてないのですから仕方ないとしか言いようがないですね・・・。
まぁ仕方ないので陸路で行くならジョージアかイランの国境を使いましょう。
しかしイランは入国する際に必ず事前にビザを取得しておく必要がある。
という事は、
①ビザを取得しておいた上でジョージア→アルメニア→イランと抜ける
②もしくはその逆のイラン→アルメニア→ジョージア(ビザ必要なし)と抜ける
③ジョージア→アルメニア→ジョージアと戻る
・・・と、この3パターンしかない!(もちろん飛行機で飛べばもっと色んなルートがありますがここでは陸路の場合のみに言及します。)
で、これまた困った事に、イランのビザを取得するのが結構めんどくさい。(ビザの取得の仕方をここで説明すると長くなるので割愛しますが。)
つまり、イランのビザを持っていなかった場合、イランに抜けるルートが消え、イランからアルメニアを通ってジョージアに抜けるのとジョージアから来てジョージアに戻るのの2パターンしかない、ある意味陸の孤島的な状態にあるわけです。
私はイランビザを取得してあったので、ジョージア→アルメニア→イランへと抜けました。
そんな訪れにくい国な訳ですが、人良し・気候良し・治安良し・物価安し・見所有り・清潔感有り・食べ物も旨し・酒も手に入りまくり…とマイナス点が見当たらない国なのです。
それだけでも最高なのですが、なんと美人が多い!
しかもただの美人じゃないんだこれが。
美人かつ巨乳な女性が多い!
ここはちょっと声を大にして言っておこうかな。
アルメニアは美人かつ巨乳な女性が多い!
いやでもあれですよ、アルメニアは敬虔なクリスチャンが多く、婚前交渉はしないとかなんとかなので変な希望は持たないようにしましょう。
こっそり見て目の保養におさめておくべきです。
とりあえずアルメニアを訪れる男性は、サングラスは必携だという事は強く忠告しておきます。
お隣のジョージアも美人が多いと言われる国でして、バックパッカーのヤローどもは酒を飲みながら「アルメニア派か、ジョージア派か?」というテーマについて夜な夜な熱く語り合うのでした。
宿ですが、私はエレバン駅近くにある通称「リダの家」に泊まっていました。
ここは宿というか「リダおばあさんの自宅」です。ご家族も普通に住んでます。まぁ民泊のような感じで、リダおばあさんは英語も話せないのにいつもにこやかに小汚い日本人バックパッカーを迎えてくれます。
ベッド数は多くないので結構すぐ一杯になってしまい、私はベッドが空くまで2~3日はキッチンに置かれた簡易ベッドで寝てました。
なのでそういうの不安な人はやめといた方がいいかも。
大丈夫。ちょっと検索すればエレバン市内に宿はたくさん見つかります。ちゃんとした宿が。
エレバンで宿をとって落ち着いたら、身軽な恰好でまずはリパブリックスクエアまで散歩してみましょう。
リパブリックスクエアが街の中心地の一つです。
私がエレバンにいたのはかなり暑い夏の時期だったのですが、その時はリパブリックスクエアでは頻繁に噴水ショーが行われていました。
クラシックやロックミュージックに合わせて噴水が上がります。記憶が確かなら、2時間ぐらいのプログラムだったと思います。
混んでたし1時間程で立ち去りましたが。
ではその噴水の写真を少し。
私のカメラの技術が未熟なのでちょっとアレですが、こんな感じです。
他にも大量に写真を撮りましたが、適度に3枚ぐらいだけにしておきます。
地元の人が結構たくさん来ていて、のんびりくつろぎながら見てました。
エレバンは治安が良く、夜でも路地で子供達がボール遊びなどをしていて、その近くのベンチではお母さんやおばあさんが座って世間話をしているぐらい。
異国の地でぼんやり一人で夜にライトアップされた噴水を見てると、なんだか胸の奥がムズムズくすぐったい感じがしました。天空の城ラピュタを見終わった後のようなムズムズ感。
もしかしたらそれは気ままに海外を旅できることの幸福感だったのかも。
アルメニアの記事はまた次回に続きます。
アルメニアの魅力②<カスケード・コンプレックス>
アルメニアの魅力③<ノラドゥスで見たハチュカルアートその1>
アルメニアの魅力④<ノラドゥスで見たハチュカルアートその2>
旅写真ギャラリー <廃タイヤで作られたライオン>
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