中国の桂林という街の名前は聞いたことがある人は多いかもしれません。では、阳朔という街はどうでしょう?
まず読み方がなかなか一般的ではないですよね。「阳」という字は「陽」という字の簡体字で、日本では使われておりません。
日本では「陽朔」と表記されて「ようさく」と言われることが多いですが、中国及び英語圏では、「Yángshuò(ヤンシュオ)」と発音します。
阳朔は、中国広西チワン族自治区桂林市に位置し、桂林沿いを流れる漓江の下流にある街。
いわゆる山水画のイメージそのものの風景が見られる場所です。

桂林も悪くないのですが、桂林は大都市で、気軽にぶらぶら観光するにはちょっと手間がかかる。
桂林から阳朔へ舟で下るツアーもありますが・・・。やりませんよね?あなたが貧乏バックパッカーなら。別の方法を探しますよね?
そんなわけで、桂林で山水画の風景を見るのはやめ、私は阳朔へとバスで移動したのでした。

この阳朔っていう街が面白い街で、個人的になかり好きな街なのです。
私の、中国で好きな街TOP5に入ります。ちなみにあとの4つは三亜と西安と香格里拉とカシュガル。
失われた理想郷、中国の香格里拉①

桂林から阳朔の間は風光明媚な山水画の風景が広がる事で有名ですが、別に漓江沿いじゃなくても山水画的な岩々は見れます。こんな感じで。

こんなのが阳朔周辺の道端には石ころのようにゴロゴロに転がっているのです。だからわざわざ桂林でツアーを組んだりして見に行く必要がない。

宿の屋上からの景色。


なお、中国各地にはYHAという中国のユースホステルが点在しており、阳朔にもいくつかあります。我々のような外国人旅行者はできるだけYHAの宿を利用する事をおすすめします。
私が阳朔で泊まったユースホステルの宿代は、ドミトリーで25元だったと記憶しています。これは他の都市と比べ、結構安くて、居心地も全然良かった。


では、まずは新しい街に着いた時の基本である、散歩をしてみましょう。
まずは散歩して、街の大まかな道・雰囲気・どんな店がどこにあるか・他に良さそうな宿があるか、などなどを頭に叩き込みます。
西街という区域があり、そのあたりには土産物屋やレストランや宿泊施設がところせましとひしめきあっています。
ここは普通車は入れないようになっていて、阳朔は中国人にとっても観光地なのでめちゃくちゃ歩行者が多い。

こちらは漓江。
私は阳朔に2回訪れていますが、この写真2010年に撮ったもので、当時はまだ現在ほどPM2.5とかのニュースは聞こえてきていませんでしたが、空気はとてもじゃないけど澄んでいるとは言えなかった。
スカッと抜ける青空だったらほんとにキレイなんだろうけどな。
まぁでも景色が色鮮やかじゃなく、くぐもった色で見えた方が山水画的な濃淡らしいからこれはこれでアリだけれども。

ここはどうやら船着き場のようです。
しかも、竹をしばって作った笹舟のような観光客用の舟。
画像をアップして見てみると、座席が2つとオレンジ色の救命胴衣が。
そしてトラックの荷台に竹の舟を積んでいるところから推測するに、きっと上流から川下りする舟なのでしょう。

すげぇ景色だよなあ。ナメック星みてえ。クリリンがドラゴンボールを脇に抱えて岩陰に隠れてそうだ。

なぜか観光地によくいるラクダ。ラクダ乗り体験したことないけど世界各地でよく見るな。
川には、大人数用の観光船が。

少し郊外へ出てみると、一気にのどかになり、田んぼや高ーくて細長ーい岩山が風景が広がっている。

ほら。ね?いい感じでしょ?
バイクで一気に走り抜けたくなる。
まぁバイクはなかなか難しいですが、自転車をレンタルして走り回ることは可能です。
実際私もレンタサイクルしてのんびりサイクリングして観光してみました。

次回は、レンタサイクルして郊外を回った時の風景などを中心に。



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