ミャンマーの首都ヤンゴンからバスに4~5時間揺られてゴールデンロックふもとの町キンプンへ。
そしてキンプンに宿をとり日帰りでゴールデンロックを見に行きました。
ゴールデンロックはチャイティーヨー・パゴタとも呼ばれます。パゴタとは仏塔を意味します。
神秘の岩 ミャンマーのゴールデンロック①
では早速その写真から。
わざわざ私がアップしなくても有名な岩ですから、よく見かけるでしょうね。
よく見かけるけど、やっぱり不思議ですね、この見事なバランスは。
こんな岩が下り坂になっている崖の淵に転がらずにとどまっている訳ですから。驚きです。
そういえば、女性はゴールデンロックのすぐ近くまでは近寄る事が禁止されてた気がします。
男性も、近寄って手で触れる事までもできるけど、土足厳禁で裸足にならないといけなかったような。
ちょっと小さいですがわかります?数人の参拝客がゴールデンロックに何かを貼ろうとしているのが。
私はやっていないですが、参拝客の人達はお布施を寄進して自分で金箔を貼れるようです。外国人でもできるのかはわかりません。
さすがにこの崖の方の裏に回って、ゴールデンロックの反対側に参拝客が金箔を貼る事はできませんので、反対側は足場を組んで寺院側がやるそうです。
金箔貼りの作業してる時に岩がぐらっとしてきたらヤバい・・・。
岩の周囲は階段があってぐるっと通路を回って下からも眺めることができるようになっています。
それにしても本当にどうやってこんな状況になったのでしょうねぇ・・・。
岩の接地面をズームアップしてみました。
これは激ヤバい!今にも落ちそうではありませんか!一体どうやって?どうやってこんな状態でバランスを保っているのだ!?
もしあなたが訪れた際、間違っても手で押してみようとかしないでくださいね。
万が一揺らして岩が下に落ちてしまおうものなら、その場でミャンマー人達に命を狙われるでしょうし、最悪日本対ミャンマー間で戦争の一歩手前ぐらいまで一触即発になりかねません。戦争までいかなくても、良くて経済的に関係断絶とかになるでしょう、きっと。
このゴールデンロックはミャンマーにとって非常に重要で神聖な岩ですから。
ミャンマーの人達は本当に信心深いです。
それは大多数の日本人が忘れて失ってしまったもの。
もちろん私自身もそのうちの一人です。特定の信じる宗教を持たず、信仰心も持たず、毎日を過ごしている。
むしろ宗教に対してのイメージは「怪しい」の一言で、信仰心についてなど考えた事もありませんでした。
けれど、海外を旅するようになると、イヤでも宗教が観光客である自分にも関わってくるのです。
道端の仏像にお祈りをする人。教会の周りを掃除する人。移動中のフェリーや電車の中でさえ一日何回も聖地に向かってお祈りをする人。
そういった信心深い人達を見るにつれて、宗教について、信仰心について考えていくようになりました。
正直、経済的に余裕があって寝食に困らない生活をしていれば、いちいち神に助けを求める必要性をあまり感じません。
でも、突然の天災で家も財産も失ってしまった時、大事な人に裏切られて誰も信用できない時、何十年も一生懸命働いてきたのに会社が倒産して将来の希望がなくなった時・・・そんな風に土台を失った時に心の支えになる一つの要素はもしかしたら宗教かもしれない。心の支えの一つに、宗教はなりえるかもしれない。
そう考えるようになりました。
とは言っても、やはり私は未だに無宗教で、特定の信じる神もいません。(だってまだ土台を失ってないもの)
ただ、「敬虔な信仰心」に対しては敬意を覚えるようにはなったのです。
この裸足でゴールデンロックにひざまずいて祈りを捧げる人々に、きっと良い事が起こりますように・・・。
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